なみだ

涙を堪えて発した言葉は
貴方の耳元で弾け散った
脳に回って
手を足を巡る言葉
最後に辿り着く 心臓
私という毒素は
貴方にしか作用しないのよ
今すぐ心筋梗塞起こして倒れさせてあげる
そして私が抱き起こすの
「大丈夫?」なんて言いながら
慌てた振りして救急車を呼ぶの
そして貴方はわたしのもの


なのに何故こんなに苦しいの